イタリア ボローニャ国際絵本原画展
兵庫県西宮市大谷記念美術館で、イタリアボローニャ国際絵本原画展が開催されています。
展示会では入選された絵本の原画を何十点も展示されていて、とても見応えのある展示会となっています。
中でも心を奪われた作品は…
ミレン アシアイン ロラさんの
「あのキャンプの思い出」
仲間たちは仲間同士で遊んでいるのに、少女が一人だけ違う視点でキャンプを楽しんでいる。
森の中を仲間たちは先へ進むが、少女は何かを見つけたり、
仲間たちは仲間同士で川遊びをしているが、少女は魚と戯れていたり、
仲間たちはテントの中で会話を楽しんでいるが、少女は満点の星空を見つめていたり、
少女だけが、洞窟の中で沢山の不思議な光を見つけたり、
帰りのバスの中で少女は、鳥にさよならを告げる。
私もそうした所があるので、とても共感しました。
私だけじゃなかったんだ。
それぞれ、自分の世界を生きていたんだ。
そうしたことを大切にして良いのだ、と。
また、絵本といったこともあり子供目線で描かれている作品たちなので
1mmほどの顔に小さな白目と小さな黒目を描いていて、たいへん感心しました。
私も小さな頃はそうした近くの物を簡単に観ることができていたのですが、現在老眼が始まりつつあるのか近くが見えないのです(笑)
子供たちに今のうちにたくさんのミクロを見つけてほしいなと思いました。
かこ