夏の思い出
あの頃は どこまでも遠い群青の空に 大きく手をふって 何処へでも行ける気がしていた 白がよく似合う子だった 汗を喉に走らせ 夏の香りを熱で感じて 自転車をこいだ 何もないけれど 時間はたくさんあった 私は毎日を 生きていた 夏が好きだった 思い出すと 楽しい記憶が溢れる これからはどうだろう あの... 続きをみる